喉の単純ヘルペス感染症は耳鼻咽喉科へ

ヘルペスは、水ぶくれが集まった状態で、ウイルスによる感染症です。代表的なものが単純ヘルペスウイルスによる感染症で、主に唇の周囲に多いタイプと性器周辺に多いタイプがあります。
口唇ヘルペスは、唇の周りに赤い水ぶくれができて、かゆみや痛みを引き起こします。日本では10人に1人が罹患した経験があり、症状は出ていなくても感染している人の数はもっと多くなります。子どものうちに感染すると、気がつかないほどの症状のことも多く、大人になってからの初感染は重症化しがちです。顎の下のリンパ節が腫れたり、発熱や頭痛、喉の痛みなどの全身症状も現れます。体力や免疫力が落ちると再発しやすく、前駆症状として皮膚がピリピリし、赤く腫れて水ぶくれになり、かさぶたが出来て治っていきます。人との接触で感染し、自分の患部から他の部位に感染することもあります。
治療は皮膚科で、ウイルスの増殖を防ぐ抗ウイルス薬を用います。抗ウイルス薬は、早い時期から使用するほど効果が高くなります。痛みがある場合には、鎮痛薬を用います。
性器ヘルペスは、性器やお尻の周辺に水ぶくれができる性感染症です。先に口唇ヘルペスに感染した人が新たに感染しても、明らかな症状は出にくいのですが、初めての感染の場合には重い症状になります。オーラルセックスによって喉に感染するケースは多く、初めて喉にヘルペス感染症が起こると、激しい歯肉口内炎や喉頭炎になります。風邪などの治療をしても喉の痛みが取れない場合には、ヘルペスに感染していないか検査しましょう。検査は、耳鼻咽喉科、内科、産婦人科で行われますが、喉の痛みが強い場合には、耳鼻咽喉科を受診するとよいでしょう。
耳鼻咽喉科での治療は、抗ウイルス薬、痛みどめの投与で、場合によってはステロイドが投与される場合もあります。

トップページへ